猫の太り過ぎについて
猫の太りすぎは、運動能力に悪影響があるだけでなく、健康問題を引き起こす場合があります。
太りすぎ(肥満)は、関節、心臓、血管などを損傷し、糖尿病などの重大な疾患につながる可能性があります。したがって、飼い主は猫の変化を日頃から注意深くチェックし、スマートな姿を維持できるよう手助けする必要があります。
うちの猫は太りすぎ?
常にフードボウルをいっぱいにしておくことは、真の愛情とは言えません。責任を持って猫の健康を維持すべきです。猫と遊んだり、寄り添ったりする時間、適切な量の食べ物を与えることで愛情を示すべきです。これらには、猫を理想的な体重に保つことも含まれます。適切な体重は猫により異なりますので、適切かどうかの判断には獣医からのアドバイスを受けると良いでしょう。一般的には、体に触れてみて猫の肋骨を感じにくい場合は、太っている可能性が高いとされます。そんな状態になった時こそダイエットへの一歩を踏み出しましょう。獣医の相談を受け、日常の行動や食事を改善しゆっくりと改善していく必要があります。急激なダイエットは推奨されません。
体重を減らすためのポイント
一時的な体重減ではなく、しっかりと長期間に渡って体重をコントロールするために、3つのポイントを抑えましょう。
①猫が摂取するカロリーを少なくする必要があります。適切な栄養を摂取できるバランスのとれた低カロリーフードをお勧めします。
②おやつやスナックは、与えるのをやめるか、与える場合には、食事の給餌量からその分を差し引く必要があります。おやつは高カロリーなことがほとんどですので、必ずカロリーを確認しましょう。
③猫を運動させることが非常に重要です。これは運動量が少ない屋内飼いの猫では特に重要です。屋内飼いの猫は、猫じゃらしなどで狩猟ごっこのような小さなものを追いかけるゲームをしたり、爪とぎ用グッズの設置場所を天井近くの高い場所にするなど、体を動かす動機付けを与えることも重要です。
出典 アニモンダ社ドイツWEB