猫が十分に水を飲まない時、どうすべきか?(2024/11/12 更新)
猫の飼い主の多くは、猫が少ししか水を飲まないという問題を知っています。しかし、水分補給は私たち人間と同じように動物にとっても大切なことです。どうすれば猫に水を飲ませることができるのか、考えてみましょう。
もともとは砂漠地帯に生息する動物である猫は、一般的にほとんど水を必要としません。水分の必要量が少ないのは、強力な腎臓のおかげであり、必要な水分のほとんどを食事でまかなえるように体が適応しています。
野生の猫にとって、主な水分の補給源は”餌である獲物”であり、獲物である動物はほとんど水分で構成されています。そのため、ウェットフードを与えているときは、必要な水分の大部分をウェットフードでまかなうことができるため、通常、それほど多くの量を飲むことはないのです。
猫の脱水を見分けるには?
猫が脱水症状を起こしているかどうかを調べるには、ピンチ(皮膚膨張)テストを行います。
猫の皮膚の一部分をそっと持ち上げ、しばらく軽くつまんでおきます。皮膚がすぐに元の位置に戻るようなら、通常、猫が十分に飲んでいることを意味します。すぐに戻らない場合は、脱水のサインかもしれません。その場合は獣医さんに診てもらうと安心できます。
うちの猫は水を飲む量が少なすぎる?
基本的に、猫の水分の必要量は、年齢、体重、大きさ、食事、室温、運動量、病気など、さまざまな要因に左右されます。
そのため、体重1kgあたり1日に55mlが必要という平均的な値しか示すことができません。猫が十分に飲んでいるかどうかわからない場合は、与えた水の量を測り、24時間後に計量カップで残量を確認するとよいでしょう。
体重5kgの猫の場合、約275mlの水が必要です。1日に約250gのウェットフードを食べるとすると、すでに200mlの水を摂取しています(フードの水分量が80%として)。したがって、猫は75mlの水を追加で飲めばよいことになります。一方、ドライフードしか与えない場合、必要な量はかなり多くなります。
脱水は絶対に避けなければならないことです。人間と同じように、深刻な健康問題に発展する可能性があるからです。例えば、腎臓に大きなダメージを与え、尿路結石ができると、最悪の場合、慢性腎不全になる可能性があります。
猫が十分に水を飲まないとどうなる?
家庭でウェットフードを与えている外飼いの猫は、キャットフードや捕まえた獲物、遠征先での飲み水などで、必要な水分のほとんどをまかなっています。しかし、ドライフードを与えている場合は事情が異なります。ドライフードの水分量は10%程度で、必要な水分量を確保することはできません。猫が十分な量の水分を摂取できるようにするには、常に新鮮な水を自由に飲めるようにしなければなりません。
残念ながら、食事で摂取した水分が少なくても、飲水量を増やすことで補えるとは限りません。猫が十分に水を飲まないとどうなるのでしょうか?猫は水分摂取量が減ると、尿路結石、腎臓の病気になりやすいと言われています。
猫はもともと少量しか水を飲まない
元々砂漠の動物である猫は、一般的にほとんど水を必要としません。猫が比較的水分を必要としないのは、腎臓の働きが強いためです。そのため、必要な水分のほとんどを食事でまかなえるように体が適応しています。ウェットフードを与えていれば、必要な水分の大部分をウェットフードでまかなうことができます。
猫に水を飲ませるには?
猫が水を飲むように仕向けるには、さまざまな工夫が必要です。水飲み器の正しい位置だけでなく、水飲み器そのものが猫の飲む量に影響することもあります。
プラスチックやゴムのボウルは、においが気になる場合があります。
陶器やガラス、金属でできたボウルは、そのようなことはほとんどありません。また、ボウルは高すぎず、狭すぎず、広くて浅いものが望ましいです。必要であれば、ボウルの下に滑り止めのマットを敷いてあげるとよいでしょう。
水そのものが、猫の飲む量に影響を与えることもあります。新鮮な水を飲まない場合は、ろ過した水や沸騰させた水を試してみてください。雨水を好む猫もいるので、試してみる価値はあります。
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あなたの愛猫のための、水入れ&猫用ドリンク
水が新鮮であることを猫に知らせることができる噴水型の水飲み器は、猫にとって楽しいアクティビティとなるだけでなく、水をより多く飲むよう促すことができます。また、キャットフードに大さじ1~2杯の水を加えることで、飲水量が少ない猫にも気づかれないように水分を追加摂取させることが可能です。
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出典 アニモンダ社ドイツWEB