子犬がやってきた!

子犬がやってきた!

新しい家での最初の数日は、子犬にとって大事件です。適切な準備をしておくことで、新しい仲間が落ち着くのをずっと容易にすることができます。ここでは、子犬を迎えるためのいくつかのヒント、必要な道具、子犬との接し方、子犬にとって安全な家とはどういうものかを考えます。

子犬を迎える準備はどうすればいい?

子犬を飼うことが決まると、すぐに様々な疑問が浮かんできます。「子犬を迎えるにあたって何を考慮しなければいけない?」「どんな道具が必要?」「どこで寝かせるべき?」「どんな食べ物をあげたらいい?」「新しい家に慣れるまでどのくらいかかる?」その他にも予測や計画が難しいものもあります。しかし、しっかりと準備をしておけば迎えた後に多くのことに対処できるでしょう。例えば、家の設備は子犬が入居する数日前にすべてチェックし、子犬にとって安全か検討する必要があります。子犬は物を噛むことがあるので、可能な限り電気ケーブルを無防備に放置してはいけません。これは植物にも当てはまります。シダ、ポインセチア、菊などの有毒な品種は可能な限り子犬の届かない場所に配置する必要があります。複数階建ての家に住んでいる場合は、子犬の転倒落下リスクを回避するために階段ガードの設置をお勧めします。

子犬にはどんな道具が必要?

子犬に必要なのは、リードと首輪だけではありません。もっとたくさんの物が必要です。多くの飼い主は、子犬がやってきた後にこのことに気がつきます。例えば、車で移動する場合、子犬をキャリーケースに入れるか、ストラップで係留する必要があります。そうしないと子犬が車内を駆け回ったり、運転の邪魔をしたりすることがあります。その際、首輪は車内に係留するのに適していませんので、ハーネスをお勧めします。特にリードを引っ張りすぎる犬の場合、ハーネスの利用は首のあざを防ぐのにも有効です。

家では子犬用のケア用品(くし、ブラシ、ダニ取りピンセットなど)とおもちゃがあるといいでしょう。また、決まった場所に犬用ベッドやバスケット、できれば毛布も用意してください。他には、食事用ボウルと最低1つの水用ボウルです。犬にドライフードを与える場合、水を飲むよう促すために複数の水用ボウルを用意することをお勧めします。もしくは、ウェットフードをメインに与えることもいいでしょう。その場合、子犬用として特別に作られたウエットフード「グランカルノジュニア」と「フォムファインステンジュニア」をお勧めします。このフードは、子犬や成長中の犬に必要な栄養要件を満たすように作られています。ただし、フードを切り替えるのは1~2週間待ってからにしましょう。順応段階初期には、大きな環境変化のために腸内フローラが不安定になり、下痢を引き起こす可能性があります。この時期は安全のためにも、子犬がこれまで食べてきたフードをそのまま使用して下さい。

新しい家への移動

子犬は可能な限り朝に迎えに行きましょう。初日は新しい家に慣れるまで数時間はかかります。ブリーダーや店員に子犬について特に考慮すべきことがあるか確認し、何かあれば遠慮なく質問してください。これはすべてペットの将来のためになります。車に乗る際は子犬を見守っていてくれる人が同乗してくれるのが理想的です。また、「小さなトラブル」が発生する可能性が非常に高いため、輸送用の箱に入れて運んだり、ストラップに係留して犬用毛布の上に座らせたりしておく必要があります。できるだけ落ち着いた運転で、スピードを出しすぎないようにしてください。また、移動時間が長い場合は休憩を入れましょう。

子犬が新しい家にやってきました

小さな子犬から緊張を取り除くために、新しい家に到着したら最初に少し短い散歩をすることをおすすめします。次に、家を探索する時間を与えます。子犬にとって負担にならないように、あまり人がいない状態が好ましいです。新しい家は子犬にとってすべてが新しく非常に刺激的です。水とフードボウル、ベッドがどこにあるかを子犬に教えてあげましょう。多くの愛情を注ぎ、一緒に遊ぶことは母親から離れたストレスを紛らわしてくれるでしょう。子犬はしばらくすると疲れて寝てしまいます。エネルギーを充電できるように必要なだけ休ませてください。そして子犬が寝ているときや食事中に、子犬を邪魔してはいけないことを家族全員が認識しておく必要があります。家族の絆を深めたいところかもしれませんが、犬には休息が必要な時もあります。

子犬はどこで寝るべき?

子犬の寝床は飼い主の気配を感じられる家の中心部にありつつも、落ち着ける静かな場所にある必要があります。よってリビングルームがお勧めです。ただし、ほとんどの子犬は最初の数晩はホームシックにかかるので、新しい家族と離れたところで寝るのを嫌がります。彼らは母親や兄弟と一緒に眠るのに慣れているため、一人で夜を過ごしたがらず、むしろ寝室で一緒に寝たがります。しかし、ずっと一緒に寝るのでは根本的な解決になりません。そのため、寝床にいる子犬の様子を数時間おきに見に行くことを初めの頃はお勧めします。

順応段階

初めの頃は休暇に出かけたり、頻繁に子犬を放って外出するべきではありません。 犬との強い絆をできるだけ早く築けるように、休日は家で過ごすことが一番です。 子犬を叱るのはできるだけ少なくし、望ましくない行動は無視するようにしましょう。 代わりに最初から、褒めたりおやつで良い行動に報いる習慣を身につけさせる必要があります。 叱咤ではなく積極的な動機付けを行い、犬との強い絆を築くようにしてください。そうすれば、今後のトレーニングプロセスも簡単になるでしょう。